ネイティブ教師にこだわる人がたまにいるが、そもそもビジネスシーンでネイティブレベルの英語力など必要ない。フィリピン人教師レベルの英語力で十二分。
【解説】 日本人は生真面目な性格の持ち主ですので、何事にも完璧を求めます。それは決して悪いことではありません。ですが、英語学習においてはそれがデメリットに作用します。その最たるものがネイティブ信仰です。
フィリピンで留学する学校を選ぶ際に、ネイティブ教師がいることを条件にする人が少なくありません。また、発音矯正の授業があることを希望する人も多いです。そういった人たちの頭にあるのは、発音はネイティブ並みであるべきだという思い込みです。
日本人がネイティブ並みの発音を身に付けることは不可能ではありません。ですが、母語である日本語の影響を完全に排除し、ネイティブ顔負けの発音やイントネーションを身に付けることは簡単ではありません。
そしてそれ以前の問題として、ビジネスの場ではネイティブ並みの発音など必要ないのです。今や英語はイギリス人とアメリカ人の母語である以上に、国際間の媒介語であり共通語です。
さらに、世界の英語話者のうち、英語が母語である人はアメリカ人などわずか20%程度にすぎないという説もあります。つまり、ネイティブ並みの発音というのは世界中で見ればマイノリティであるということです。
その結果、世界のビジネスシーンでは、様々な国籍の人がそれぞれの訛りを帯びた英語でやり取りをしています。インド人はインド訛り、ドイツ人はドイツ訛り、ブラジル人はブラジル訛りの英語で会話をしているわけです。そんな中で日本訛りの英語を話すことの何が問題なのでしょうか。
今や英語の習得で最も大切なスキルは、ネイティブ並みの正確な発音で話せることではありません。自分が正しい発音で話したところで、相手は訛った英語で話しているわけです。その意味で言うと、最も重要かつ役立つスキルは、訛った英語を聞き取る能力です。
ネイティブ並みでなければならないという日本人らしい完璧主義から抜け出し、少々訛っていても問題ない、相手に通じる程度の正確さで十分、と割りきってみてはどうでしょうか。そういう考え方のほうがフィリピン留学は役に立ちます。
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